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斜めに切り取られた白いガルバリウム外壁と天然石が印象的な外観のＳ邸は、北上川に近い立地。川のせせらぎが聞こえ、爽やかな風が通るリゾート地のような環境です。玄関ドアを開けると、土間からホールにかけて床はテラゾーのタイル張り。ホテルロビーを思わせるデザインです。その左側はガラス張りのプライベートトレーニングルームになっています。床はゴム製のフロアマット、壁は全面鏡張り、天井近くにモニターを配置して本格的です。アイアン製のスケルトン階段を上がると20帖のLDKが広がります。メインの壁に120センチ×60センチの大理石タイルを使用。天然の素材のためそれぞれ模様が異なりますが、左官職人が何度も入れ替えながら、きれいに見えるように配置しています。こうした「ひと手間」の積み重ねが、私たちのつくる上質でラグジュアリーな空間の基礎となっています。また、照明や設備のスイッチも１カ所に集約し、壁をすっきりと見せています。人感センサーを付けることで、スイッチが近くになくても不便を感じることはありません。テラゾーで仕上げたキッチンは収納まですべてオリジナル。ご希望だったドイツのキッチン機器メーカーGaggenauの食洗器やオーブン、ワインセラーを採寸し、既成のキッチンのように自然に収めました。優雅なLDKの大きな窓の向こうに広がる15帖のバルコニーは、第二のリビングともいえます。掘り込み天井に間接照明を設置し、屋外もLDK同様、高級感のある仕上がりとしました。一部に屋根がかかっているので、日差しが強い日も利用できます。「提案がきっかけで、家づくりのさまざまなことを、自分たちでも考えるようになりました」とＳ様は話します。完成するころには、専門家顔負けの知識や考えを持っていらっしゃいました。お客さまにとっては一生に一度の家づくり。私たちも経験や知識を持てる限り発揮し、真剣に、熱心に取り組んでいます。